JR東海 リニア鉄道館(愛知県名古屋市)へ遊びに行ったお話
前回の記事で、夜のなばなの里に行った話をしましたが、そのあと近くのビジネスホテルに宿泊し、翌日はJR東海のリニア鉄道館に行き、一日満喫してきました。
展示車両も多く、またそこそこの広さがあるため、(興味の度合いにもよると思いますが)一日かけて見学出来る広さです。
外観
リニア鉄道館は、JR東海らしい無駄のないシンプルな外観の造りになっています。
社風を感じ取れるような気がするのは私だけでしょうか。
入り口です。早速入場していきます。
展示物の紹介
チケットを購入し中へ入ると、まずはC62形蒸気機関車、新幹線高速試験車両300X、リニア試験車両MLX01がお出迎えです。
C62形蒸気機関車
日本の鉄道初期を支えた蒸気機関車の中でも、幹線の長距離路線の特急、急行を多く担当してきた、C62蒸気機関車です。
最高速度は時速129kmで、日本最速の蒸気機関車だそうです。
新幹線高速試験車両300X(955形)
隣には、700系開発の礎になったと言われる、高速試験車両300X(955形)です。
特徴的な先頭車両の形状なのですが、その部分の写真を撮っていないという失態……。
試験走行時には、当時日本最速の時速443kmを記録した車両です。
この隣にはリニアの試験車両もあったのですが、こちらも写真を撮り忘れていました……。
車内に入れるのでテンションが上がりすぎて、写真にまで気が回っていなかったようです。
いつかリベンジしたいと思っています。
C57形蒸気機関車
先へ進むと、C57形蒸気機関車がお召列車の形態で展示されていました。
近年はあまり見ることのなくなったお召列車ですが、やはり菊の紋章を付けた姿はカッコいいですね。
並ぶ新幹線車両たち
その先には、歴代の新幹線たちが並びます。
300系は先行試作車のJ1編成でした。現役で走っていたころに、何度か乗った記憶があります。洗面台が水色で塗られていましたね。
現在のN700系に至るまでの、JR東海の歴代新幹線たちです。
たまに小さい子たちが、「500系は?」との疑問を親に投げかけていました。
民営化の溝を感じますね……。
0系の非常連結部の展示
この日は、0系の先頭車両の非常連結部分を出す展示がされていました。
目の前で0系の鼻を外し、連結器が出されました。
貴重なものが見れたと思います。
休憩室のN700系グリーン車へ
外には、休憩スペースとしてN700系が展示されていました。
3両あり、奥にはグリーン車もあります。
今回はグリーン車で昼食にしました。
名古屋ラッピングのコーラボトルが売っていたので購入。
噂のシンカンセンスゴイカタイアイスも購入。
このアイスのよくある写真です。
そこそこ固いのですが、実際の車内販売で売っているものよりは少し柔らかい気がします。
冷凍庫よりも、車内販売のクーラーボックスとドライアイスの方がより冷やせるのでしょうか。
お弁当は、みそかつ&大えびフライ弁当を選びました。
こんな感じのお弁当です。エビもカツも大変美味しかったです。
館内トイレ
館内に戻りトイレに向かいました。
洗面台のミラーが、新幹線の窓を模していると思われるような形でした。
とても清潔に、シンプルにまとめられています。
こんなミラーもありました。
鉄道ジオラマ
こういった博物館で人気の鉄道ジオラマです。
JR東海らしい、多くの新幹線(JR東海所属車両のみ)と、JR東海の在来線が、鉄道の1日を表現しながら走り回ります。
個人的に好きな演出は、夜遅くの寝台列車(285系サンライズ)の紹介がされている中でひっそりと、保線車両が走っている点です。
とある地点に停車し、線路上に保線員の皆様が登場し、保線用のライトを点灯させています。
保線員の皆様です。実際の新幹線でも、深夜に人知れず線路の安全を守っている方々です。
こういった努力により、日本の新幹線の安全は守られているのだと感じます。
100系新幹線の設計案模型
100系新幹線が登場した当時、寝台新幹線が計画されていたとのことで、
その個室のレイアウト案が展示されていました。
結局は新幹線のその速度から、寝台にするほどの時間が取れないことと、
深夜の保線作業に支障することから、実現には至らなかったものです。
在来線の寝台列車も減りつつありますが、個人的にはまだまだ残ってほしいと感じます。
仕事後の出発にも間に合い、翌日朝イチで目的地近くまで行ける寝台列車には、まだまだ活用の余地はあると思うのですけれどね……。
歴代新幹線の解説
JR東海が所有してきた歴代新幹線の解説です。
スピードアップの歴史、編成数の推移が展示されています。
ドクターイエロー(923形)の模型の展示
今でも大人気の車両、ドクターイエローの模型も展示されていました。
0系の模型もありました。他にも多くの展示がありました。
架線の構造紹介
車両側だけではなく、架線(かせん)と呼ばれる電車の動力となる電気を送るための設備も、いろいろ学べるよう展示されていました。
電車を取り巻く様々な設備、なかなか表に出ない縁の下の力持ちと言われるような設備にも、スポットが当てられている展示であると感じました。
700系新幹線車内
700系新幹線も車内が公開されていました。
車両は、先行試作車のC1編成でした。見覚えのある落ち着いた青色のシートですね。
この車両も何度も乗ったと記憶しています。
退館
結局、端から端まで見て営業終了時刻までたっぷりと堪能しました。
いつかまた来て、じっくりと見学したいと思います。
外に出たらすっかり暗くなっていました。
一日たっぷり遊べる博物館でした。